体験談

単身赴任の体験談4:父の危篤と単身赴任

更新日:


父の危篤の知らせ

転勤辞令を受けた日、家族と離れる不安と同時に、脳裏をよぎったのは、当時、癌で闘病中の、父であった。日に日に弱っていく、おやじを横目に転勤辞令が出たのである。

そして単身赴任が始まって1カ月、癌であった、父が、危篤になった。仕事帰り、母から電話があり、今夜が峠らしい旨を聞かされたのである。

スポンサーリンク

もちろん、ここまで来るのに具合の悪そうな父を、何度も見ていた。また、その都度「今日は、かなり悪そう」と何度も聞かされていた。

確かに、「具合が悪そう」と「危篤」は、深刻さが、まったく違う内容なのだが、当時、なんか同じように聞こえてしまっていた。

色々な価値観が入り混じる

危篤の知らせが届いたのは、つい3日ほど前、家族のいる家に帰省したばかりで、次回の帰省タイミングと帰省手段を検討していた時期の出来事であった。

よって、父の危篤の知らせを聞いたとき、正直、脳裏によぎったのは、「亡くなってから帰ろうかな?」という感覚があった。そして、朝5時頃、父は亡くなってしまった。

ちなみに、仕事帰り、母からの連絡を受けた段階で帰省していたら、間に合うタイミングであったのは確かである。実家に向かう新幹線の中、なぜ、あの時、帰らなかったのか?考え始めていた。

様々な価値観が鈍る単身赴任

子育てパパの単身赴任で、もっとも気にかける関心事は、家族との触れ合いです。その為の帰省計画は、何よりも重要な関心事項なのです。
よって、色々な価値観が、帰省計画に左右されてしまいます。

つまり、父の危篤の知らせに、自分の帰省計画を比較しながら考えたのです。最低な息子である。

父の亡骸

新幹線を乗り継ぎ、実家に着いて、初めて父の亡骸と対面し、自分の価値観が鈍っていたことに気が付いたのです。

世間では、親の死に目に合えなかったと悔やむ人がいるが、その理由が、父の亡骸を見て、初めて理解したのです。

子育てパパの単身赴任は、家族に対する思いが強すぎて、パパを盲目にさせます。そして家族以外の事で判断が鈍ります。

墓

父は、どう思っているのだろう。最後に息子に会いたかったのか?
そう考えると悔やんでも悔やみきれません。

私と同じ単身赴任者たちへ
私と同じような経験をしてもらいたくなく、本エピソードを書きました。少しでも、役に立つことがあれば幸いです。

*******************************
子育てパパの単身赴任
著者:さきパパ(市川毅)
Facebook:https://www.facebook.com/tsuyoshi.ishikawa.100
*******************************


-体験談
-

Copyright© 子育てパパの単身赴任 , 2017 AllRights Reserved.